日経225戦略セミナー2010が7月31日に東京・トレーダーズ証券において追加開催される事になりました。今回も私が講師として参加させていただきます。5月、6月と参加させていただいて、参加者の方々からもたくさんのご感想・ご講評を頂きました。それらを踏まえた上で、さらにすばらしい時間に出来るよう頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。詳細については主催者の案内ページにてお願いいたします。メールでやり取りをしている方が「私・・です。」と声をかけていただくと嬉しいものですね。そういう楽しみもありますので、私も今から楽しみです。

出来細のボラなし相場の一週間が終わりましたが、皆さんはいかがでしたでしょうか。ヒット&アウェイでうまくセルフコントロールとマネジメントが出来た方は、そこそこなんとかなったのでしょうかね。じっくり構えて成り行きを見守りながら・・・というわけにはいかない一週間だったのではないでしょうか。

私は一日だけは近場ではありますが、ちょっとした利食いの旅に出られたのですが、あとは近所の本屋かコンビニに入っては何も買わずに出てくるような日々でした。店員さんに「あいつまた来たけど何もかわずにすぐに去っていく・・いったい何をしに来てるんだろう・・・」そんな風に噂されますね。(笑)かなり脇を固めているので大きくは負けないにせよ、反面、固めすぎた部分もありまして、メンタル的にも愚図り相場の洗礼を受けてしまったかなーという感もございます。そういう意味では、動かない、動きが悪いという先入観に支配された一週間でもありましたね。

ワールドカップもいよいよファイナルです。オランダかスペインか・・面白い対戦だと思いますね。どちらが勝っても新たな歴史が刻まれる事となります。良い試合を期待したいですね。日本にとってはオランダが勝ってくれた方が、グループリーグでオランダに善戦した日本の評価も上がりますので良いのかもしれないですけどね。まあ私に言わせるとグループリーグは別物と思いますけどね。決勝トーナメントで当たっていたらコテンパンだったかもしれないですしね。それは誰にもわかりませんけど。。。

人生において戦ったり、勝負したりする時に、トーナメントと考えるのか、リーグ戦と考えるのとではとるべき手段も変わってくるものだと思います。サッカーの日本代表で言えば、最終戦のデンマークとの一戦を前にして、最も理想的なのはデンマークがカメルーンに敗れて、日本に勝っても決勝トーナメントに進めない状況だったと思います。所謂、モチベーションの低下したデンマークがありがたかったわけです。次の好条件は、デンマークは勝たなければいけない状況、得失点差で日本に遅れをとって、引き分けならアウトの状況です。実際はこれでしたね。最悪なのは、得失点差で日本を上回り、引き分けでもOKという状況ではなかったかと思います。もともと守りには定評のあるチームですから、ガチンコで守られたら、なかなか厳しかったと思いますし、勝たなければならない日本は、引いて守ってからの速攻などと、悠長なことを言っていられない状況も考えられたわけですから、戦い方も大きく変わってきたかもしれません。日本の戦い方を相手がやる事になったわけですから、場合によっては、3-1というスコアは逆になる可能性もあったわけです。

人生をトーナメントと考えるのが悪いとは思えないし、そんな事を言えるほどのものではないのですが、リーグ戦と考えた方が良い部分は多いと思いますね。好不調の波やバイオリズム等を考えた時に、いかに不利な状況の時に我慢して凌げるか、逆にそれらが良い状況である時にどんどん推し進められるか・・そのあたりの機微が重要であることを考えますと、失敗をいかに最小限で押さえ、成功をいかに大きく広げられるか・・それが生きていく上での成功の秘訣であると思いますね。やり直しの猶予もありますしね。

これをトレードに当てはめて考えるとわかりやすいと思うのですが、日々見ていればうまくかみ合わない日もありますし、相場のアシストがなかなか入らない時も良くあります。昨年来続く出来細、ボラなし相場では特にそういう日々が多くなってきます。その時に、日々全勝どころか一戦必勝を目指してしまうと、なかなか難しいものがあります。どうしても合わない時が出てきますので、一つ負ける事で多大な精神的苦痛を感じてしまうわけです。

よく、プロ野球で「捨て試合」なんて言い方をしますけど、長いリーグ戦を全て勝とうと思うと、早い段階で選手が消耗してしまうので、これはどう考えてもわが軍に不利と思えば、「負けてもよい」ピッチャーを先発させたりする事もあります。「負けても良いけど、打線の援護次第、相手のピッチャーの調子次第」で、「ひょっとして・・」のゲームを作るわけです。これも「リーグ戦」だから出来るわけで、例えば負けたらあとがない高校野球などは、「捨て試合」なんてありえないわけです。どんな相手でもガチンコでいきますから、見ている方は面白いし、感動もあるわけです。

ちょっと話が逸れましたが、トレードはリーグ戦で考えるべきだと思います。つまり、不利な状況では、次のゲームに影響の出ないように潔くゲームを捨てて、有利な戦いの時に出来るだけアドバンテージを稼ぐ事、つまりトレードは損を利が上回れば結果的に良いわけですから、サッカーで言うところの得失点差がプラスになれば良いわけですね。得失点差をプラスにするためには、所謂、損小利大にするしかないのですから、前述の戦い方以外にないわけです。今日は自分のスタンスで出来ないな、やらせてくれないなと思ったら、ひたすら逃げる事も大事ですし、不利な状況になったら、失点を大きくする前に最小失点で逃げておく事が、最後に得失点差をプラスにする唯一の方法であると思います。

それを全部勝とうと思うとどういう行動になるでしょうか。まず考えられるのは、「負けたくない」からやらないという状況です。つまり躊躇の連続になりがちです。躊躇は勝ちたいと思う時に起こるものではない事は以前にもお話したと思います。躊躇は負けたくない気持ちが引き起こします。よって、全部勝ちたい=全部負けたくないとなりますと、当然、躊躇が生じるわけです。もう一つが、ロスカットしないという行動が考えられます。これも「勝ちたい」よりも「負けたくない」から来る行動なのは、以前から私のブログをお読みの方々にはお分かりと思います。30円の負けを確定させたくない、負けたくないからせめて同値に戻るのを待って、ルールどおりに切れなくなる・・これが「負けたくない」事から来るのは皆さんも心当たりがある事でしょうね。

人生をリーグ戦のつもりで考えたら、戦略はたくさん生まれてくると思います。ですので、トレードも同じように考えないといけないわけですね。不利な状況下でいかにうまくマネジメントしつつ逃げる事を恥と思わないか、また有利な時は貪欲までに利を追い求めていくか、もうこの辺で・・と考えていると、最後の得失点差に泣く事となりますね。点は取れるうちに取っておく、失点は極力必要経費と割り切る・・昔から言われ続けている事ですが、これに勝る「手法」は未だに世に現れていないのが現実と思います。私も調子が悪いと感じると、トーナメントの様な感覚になる事が良くあります。自分を戒める意味でも、今日はワールドカップをヒントに思った事を書いてみました。乱文で誤字・脱字もあるかもしれませんが、なんとなく思うところがございましたら幸いです。

今、このトレードで負けても命まではとられません。今、このトレードで負けても恥ではありません。一番の恥は負けを認めない事で、生き残りの道を閉ざされた時です。また、負ける事を怖がって何もしない自分に気づく時です。負ける事に意味がないわけではありません。本当に負けたくなければ方法はただ一つ、トレードをやめる事しかないのですから・・・。

言い聞かせて来週に向かおうと思います。ありがとうございました。

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