なにもこんな時間にブログを更新せずとも良いと思いますが、今日は6時には家を出なければなりませんので、寝坊しては・・・と緊張のあまり、4時半に目が覚めてしまいました。もう少し横になって・・と思いましたが、二度寝になると次に起き上がるのがしんどいので、とりあえず夕べの残り物のクリームシチューを食べて、シャワーを浴びて、時間調整をしています。

今週の相場はいかがでしたか?所々でトレンドが発生していましたし、五月より続いている出来高の安定はそのままだったと思いますが、先週までと比べたら、少しザラ場の動きが限定的になっているようにも見えますね。良い所で入れたかどうか、入った後にも動きが継続していたかどうかが分かれ道で、判断を早めに持ってくる方は利益を伸ばすのは苦労したんじゃないかと思います。ここは!と決め打ちした時はさほど反応せず、打診で入った時の方がレスポンスが良かったりして、そのために、良い所で折り返しているにもかかわらず、約定が難しかったりというのはあったと思います。木曜日の前場の安値からの切り返しなどは、かなりの人が地団太を踏んだのではないでしょうかね。あそこから下は、仮に抜かれかかってもそう焦る所ではないので、気分良く「ロング!」と行けたならどんなにハッピーだった事でしょうか。

いくら狙っている所で良いレスポンスがあったとしても、一発で来ないとか、来てもその時のレスポンスが非常に悪いとか、そんな事があると、なかなか付き合いきれないものはありますね。セカンドタッチにしても、一発で来たと仮定して、利食いが入ってしまった位置から戻ってのセカンドタッチは心理的に嫌なものですね。私は大抵は一旦外しますね。それで今度は逆に行かれたら気分悪いですから、大抵は外します。でも、セカンドタッチの方がその前約定したと仮定した時よりも、さらに良いレスポンスになって、グイグイ伸びていったら嫌なものですね。ですので、どっちが良いとは言えないものはあります。要は結果が出た時にどっちが悔しく思うかの問題なので、損失の恐怖が利益獲得機会の逸失の恐怖を上回ればスルーですし、その反対なら果敢にINという事になるでしょうか。

ただ、人間は直前に起こった事例の影響を受けやすく出来ているので、セカンドタッチが上手く反応したとしても、その前に一旦+20まであったという事実があると、それ以上は我慢するのは難しくなる事は事実かもしれません。一度良いレスポンスを見せられれば、さらに良いイメージをもてるかどうかは個人差があることでしょうけど、人の持つ、利益獲得機会の逸失の恐怖は結構性質が悪いものです。

利益獲得機会の逸失の恐怖で最もわかりやすいのが、目先の+10を確保したくてしたくてたまらなくなるあの心理の根底にあるものと言ったらわかりやすいかもしれません。それは+10の含み益を今利食いしなければ0に戻ってしまう・・つまり、せっかく利益が出ているんだから、ここで確保しなければ利益を取れないどころか、損失にもつながるかもしれない・・そんな感情に支配されるそれです。その根底にあるのが、利益獲得機会の逸失の恐怖になりますね。ですから、利益は手前に手前に置く習性が我々人間にはあるわけです。

これらの心理は、メンタルが弱いから起こるのではなく、極当然の心理状態ですので、そうなったからといって、それを嘆く必要もないのですが、トレードで勝つためには何らかの形で克服しなければいけない心理状態とは言えます。しかし、先ほどのセカンドタッチの際のお話のように、相場はこのように人が人らしく考えて行動する事を許してくれない側面もあります。利益を追いかけ、損失を限定するプロセスには、普通の人の取る行動と逆の行動が求められたりするわけです。これも、ある意味試されている事になりますね。誰かが試しているという事ではなく、結果的に試されてしまっていると言えるでしょうか。

でも、トレードだけではなく、生きていく上で試されている事なんてたくさんあると思うのです。主に苦難がそれにあたりますが、それらに対して、どう考えるか、どう向き合うかで進む道は変わってきます。試されている事でそれを克服する事が出来れば、人として一つ上のステージに立つことも出来ますし、トレーダーとしても、自立したトレーダーに一歩近づく事が出来るでしょう。さらに進めば、試されているなんて仰々しい考え方は消え去り、それらの事が全て愉快に楽しくなったりするかもしれません。苦難があればあるほどそれを乗り越えようとするにあたり、とてつもない集中力を発揮して成果を上げる人も世の中にはいます。

トレードをするにあたっての苦難なんて、生きていく上で何度となく押し寄せる苦難と比べたら、たいした事はありません。しかし、人が人らしく行動したら負けるのがトレードとすれば、どこかでモデルチェンジしないといけないですね。多分、それは相場の中で解決できる問題ではないと思います。相場の外側で何らかの工夫をしなければいけないわけです。野球の選手がスランプになったら、単にバットを振って振って振りまくるだけでは、そのトンネルからは出られないですよね?プロに入れるだけの技術を持っている事は事実なわけですし、それまでそこそこ打っていたのも事実とすれば、スランプに対するメンタルの占める割合はとても大きいはずです。ですから、今はスポーツ選手の多くはメンタルトレーニングも取り入れています。スポーツの事はスポーツの中だけでは解決できない事がわかったからです。トレードも同じです。相場の中だけでは解決出来ない事を、相場の中で悩むから余計ブルーになるわけです。

どうやってメンタルを改善していくのか、それらはまたゆっくり書きたいと思いますし、以前にも一部を書いた記憶があるので、過去の記事から探してみて下さい。ばかばかしいほど単純な手法で、意識が少しづつ変わってくると思います。ただ、手法やロジック等に対してメンタルが優先する事がないのも事実です。野球の選手もプロには入れるだけの技術があるから+メンタルでさらに良い選手になっていくわけで、そのバックボーンがない事にはメンタルの一人歩きはありえません。気持ちだけで勝てるほど甘い世界でない事も付け加えておかないといけないですね。

そろそろよい時間になりました。この時間なら道はガラガラでしょうね。安全運転で行って来ます。

それではまた!よい週末をお過ごし下さい。出来ましたらブログランキングの応援もよろしくお願いたします。

今週もありがとうございました。
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