2008年06月29日
思い込んだが最後...
行動を起こすときに判断する際の材料として、すべての事柄を把握し、情報を集め、そこから総合的に判断して行動しているわけではないですね。判断材料に値する情報のいくつかを選んで、断片的に判断して行動します。株や債権を買うときはもちろんのこと、異性を好きになるという行動も、断片的な見地からしか判断していないわけです。顔がいいとか、やさしそうとか、強そうとか(ナニが??笑)、可愛いとか・・・。
自分が朝一で、今日は「買いたい」と思ったとしましょう。買うにあたって、テクニカル的見地、外部要因を含めたファンダメンタル的見地に立って、あれこれ情報のチェックをしたりします。これ自体は、悪いことではなく、いくらデイトレードといっても、まずは大きな流れを頭に入れて、さらに直近の流れをインプットしておく事は、決して無益なことではありませんね。
しかし、直感的に買いたいと思って、さまざまな情報を分析すると、本当に買いでいいのかどうかを検討しているのにもかかわらず、最初に「買いたい」と思う気持ちが強く出ているので、検討するにつれ、買い材料ばかりに目がいき、「買いたい」気持ちに相反する情報には目をつぶり、耳を塞ぎ、「買いたい」気持ちを増幅させる情報にばかり目や耳が行くようになります。簡単に言うと自分の都合のよいシナリオを作ってしまうのですね。以前ブログに書いた、「確認バイアス」が強く働くわけです。(以前の記事はページ左側のカテゴリーのところで、心理関係のページとか雑感とかに分けてありますので、お時間あるときにも眺めてください。)
人は「こうしたい」と思ったら、ほとんどの場合、「こうする」ための裏づけを取ります。つまり背中を押してくれる情報を、自ら探しにいくのですね。「買いたい」と思うと、「売り」の材料には目をつぶり、耳を塞ぎ、とにかく「買い」の材料を物色します。投資や投機なんて所詮人間の欲の表れで、どういう理由で上がったか、下がったかなどは、実は誰にも説明できない部分が多いじゃないですか。ですので、背中を押してくれるものを捜す事自体に、とりわけ大きな問題はないと考えています。そもそも、トレードにおいての「手法」自体も、何らかの裏づけや経験則から、トレーダーの背中を押してくれるものであればいいわけで、そこに合理性や、確実性などはもともと見出すことは難しいわけです。
ちょっと横道にそれましたが、「買いたい」と思ってしまうと、「買う」まで「買うための」材料を探します。ひどい場合は、普段見ていないようなチャートや指標を引っ張り出して、「おーっ!!こいつとこいつが・・・」などとこじつけたりします。どうやらどうしても買いたいようです(笑)それならば、たとえ直感的に「買いたい」と思ったにすぎないにせよ、ここまで買い材料を物色するなら、素直に買えばいいものですが、人はなかなかそういう行動はとりませんね。そもそもほとんどの人は、自分の事をそんなに信用していません。特に、勝ち続けているならともかく、負け続けてる自分を信用することなどできません。よって、「外部要因」から自分の背中を押してもらうしかないのですね。
人は、いったん衝動に駆られると、どんどんその方向に考えが進み、そのことについて考えれば考えるほど、一種の思い込みが強くなっていきます。これをニュートラルな状態に戻すのは、非常に困難な事で、トレードにおいてもっとも懸念しなければいけない事態は、もし反対にいったとしても、間違いを認めずにロスカットをしない、反対側に大きな波が来ているにもかかわらず、何かにこじつけて売り向かったり、買い向かったりする。買いで負けたら、さらに買いでいき再度負ける、次もまた買いで負ける・・・。こんな事も起きますね。
思い込んだらそれをニュートラルな状態にして、もう一度考え直してみるというのは、そもそも言うは易しで、「恋は盲目」とも言いますし、「そっちは危ないかも」「その子はやめたほうがいいんじゃない?」などと、もう一人の自分がささやいたところで、なかなかストップする事は難しいですね。危ないと思うと、余計に近づきたくなる変態的な性格の人もいますしね(笑)
確認バイアスから認知的不協和、感応度の低減...思い込んだり、決め付けようとする気持ちや、利益を確保したい、損は確定したくないなどの心理状態になる事は、人として至極当然な事なのですが、トレードを成功させるためには、いささか邪魔な心理となりますね。トレードにおける心理状態は、人が普通に生きていく上で当然置かれるべきポジションと、相反するところに置かなければなりません。これがトレードにおける「心理的不自由さ」なのです。個人トレーダーは、日常においては、心理的にも、時間的にも、経済的にも自由であると言えるでしょうが、いったんトレードという枠の中に入りますと、かなりの心理的制約と戦わなければならないのですね。
そのような心理的不自由さを、「不自由ではない」と考えて日々過ごすかが、かなり重要なポイントで、結局は、考えれば考えるほど、理想を追い求めれば追い求めるほど、情報を欲しがれば欲しがるほど、どんどん自分を追い込んでいき、やがて心理的不自由さの極限を迎え、傍観者となり、退場者となってしまうのでしょう。そうならないよう、思い込みや決め付けが起きないよう、深夜の海外動向などには目もくれず、出来るだけニュートラルな状態で朝9:00を迎えたいものですね。本日も長々お付き合いいただきありがとうございました。
まだ3位のままなのは少し驚きです。どうもありがとうございます!
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自分が朝一で、今日は「買いたい」と思ったとしましょう。買うにあたって、テクニカル的見地、外部要因を含めたファンダメンタル的見地に立って、あれこれ情報のチェックをしたりします。これ自体は、悪いことではなく、いくらデイトレードといっても、まずは大きな流れを頭に入れて、さらに直近の流れをインプットしておく事は、決して無益なことではありませんね。
しかし、直感的に買いたいと思って、さまざまな情報を分析すると、本当に買いでいいのかどうかを検討しているのにもかかわらず、最初に「買いたい」と思う気持ちが強く出ているので、検討するにつれ、買い材料ばかりに目がいき、「買いたい」気持ちに相反する情報には目をつぶり、耳を塞ぎ、「買いたい」気持ちを増幅させる情報にばかり目や耳が行くようになります。簡単に言うと自分の都合のよいシナリオを作ってしまうのですね。以前ブログに書いた、「確認バイアス」が強く働くわけです。(以前の記事はページ左側のカテゴリーのところで、心理関係のページとか雑感とかに分けてありますので、お時間あるときにも眺めてください。)
人は「こうしたい」と思ったら、ほとんどの場合、「こうする」ための裏づけを取ります。つまり背中を押してくれる情報を、自ら探しにいくのですね。「買いたい」と思うと、「売り」の材料には目をつぶり、耳を塞ぎ、とにかく「買い」の材料を物色します。投資や投機なんて所詮人間の欲の表れで、どういう理由で上がったか、下がったかなどは、実は誰にも説明できない部分が多いじゃないですか。ですので、背中を押してくれるものを捜す事自体に、とりわけ大きな問題はないと考えています。そもそも、トレードにおいての「手法」自体も、何らかの裏づけや経験則から、トレーダーの背中を押してくれるものであればいいわけで、そこに合理性や、確実性などはもともと見出すことは難しいわけです。
ちょっと横道にそれましたが、「買いたい」と思ってしまうと、「買う」まで「買うための」材料を探します。ひどい場合は、普段見ていないようなチャートや指標を引っ張り出して、「おーっ!!こいつとこいつが・・・」などとこじつけたりします。どうやらどうしても買いたいようです(笑)それならば、たとえ直感的に「買いたい」と思ったにすぎないにせよ、ここまで買い材料を物色するなら、素直に買えばいいものですが、人はなかなかそういう行動はとりませんね。そもそもほとんどの人は、自分の事をそんなに信用していません。特に、勝ち続けているならともかく、負け続けてる自分を信用することなどできません。よって、「外部要因」から自分の背中を押してもらうしかないのですね。
人は、いったん衝動に駆られると、どんどんその方向に考えが進み、そのことについて考えれば考えるほど、一種の思い込みが強くなっていきます。これをニュートラルな状態に戻すのは、非常に困難な事で、トレードにおいてもっとも懸念しなければいけない事態は、もし反対にいったとしても、間違いを認めずにロスカットをしない、反対側に大きな波が来ているにもかかわらず、何かにこじつけて売り向かったり、買い向かったりする。買いで負けたら、さらに買いでいき再度負ける、次もまた買いで負ける・・・。こんな事も起きますね。
思い込んだらそれをニュートラルな状態にして、もう一度考え直してみるというのは、そもそも言うは易しで、「恋は盲目」とも言いますし、「そっちは危ないかも」「その子はやめたほうがいいんじゃない?」などと、もう一人の自分がささやいたところで、なかなかストップする事は難しいですね。危ないと思うと、余計に近づきたくなる変態的な性格の人もいますしね(笑)
確認バイアスから認知的不協和、感応度の低減...思い込んだり、決め付けようとする気持ちや、利益を確保したい、損は確定したくないなどの心理状態になる事は、人として至極当然な事なのですが、トレードを成功させるためには、いささか邪魔な心理となりますね。トレードにおける心理状態は、人が普通に生きていく上で当然置かれるべきポジションと、相反するところに置かなければなりません。これがトレードにおける「心理的不自由さ」なのです。個人トレーダーは、日常においては、心理的にも、時間的にも、経済的にも自由であると言えるでしょうが、いったんトレードという枠の中に入りますと、かなりの心理的制約と戦わなければならないのですね。
そのような心理的不自由さを、「不自由ではない」と考えて日々過ごすかが、かなり重要なポイントで、結局は、考えれば考えるほど、理想を追い求めれば追い求めるほど、情報を欲しがれば欲しがるほど、どんどん自分を追い込んでいき、やがて心理的不自由さの極限を迎え、傍観者となり、退場者となってしまうのでしょう。そうならないよう、思い込みや決め付けが起きないよう、深夜の海外動向などには目もくれず、出来るだけニュートラルな状態で朝9:00を迎えたいものですね。本日も長々お付き合いいただきありがとうございました。
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